2021.10.29撮影

認知症という病気をもっていても、その人であることに変わりはないので、一人の人として良い人間関係を構築することを大切にしています

黒田さんは『認知症介護指導者』として、日々、現場での認知症の方へのケアのほか、県の実施する認知症介護実践者研修や認知症介護実践リーダー研修などの講師、その他各種研修の企画立案、認知症ケアに関わる専門職に対する人材育成、所属する事業所を中心とした地域の指導者としてご活動いただいています。
認知症の方の介護について、黒田さんは「利用者と支援者の関係になると、どうしても支援者が強くなってしまう。認知症という病気を持っていても、その人としてみること。そして、いつも自問自答しながら、諦めずにその人を考え続けることを大切にしている」と言われます。

介護をする中で悩んだ時は一人で抱え込まず、地域の認知症介護指導者や所属する事業所内の同僚、またご家族の方であれば家族会などにいつでもご相談ください。