認知症を治すことは現在の医学では困難ですが、認知症の原因の中には「正常圧水頭症」「慢性硬膜下血腫」など早期発見・早期治療をすれば認知障害の改善が期待できる病気もあります。

「最近何かおかしいけど年だから仕方ないか」で済まさずに、早めに受診して原因をはっきりさせることが大切です。

★初期認知症のサインが下記の項目です。

当てはまることが多い場合や、特に数週間~数か月で急に悪化している時は早めの受診をお勧めします。

認知症の人は自分で気づけないことが多いので、その人をよく知っているご家族の観察が早期発見に重要です。
 

早期発見のポイント(初期認知症のサイン)
当てはまることが多い場合、特に数週間~数か月で急に悪化している時は、 早めの受診をお勧めします。
 □ 同じことを何度も言ったり聞いたりする
 □ 財布や鍵をいつも探している
 □ なくしたものを誰かが隠した、盗まれたと言う
 □ 人物や物の名前が出てこない、「あれ」「これ」ですませる
 □ 時間や場所の感覚が不確かになった
 □ TVの内容が理解できない、理解が追いつかない
 □ 処方された薬が大量に余る
 □ お釣りの計算ができない、財布に小銭が大量に入っている
 □ 冷蔵庫の中に賞味期限の切れた食材が大量にある
 □ 冷蔵庫に同じもの(ケチャップ10本など)がたくさん入っている
 □ 趣味や日課をしなくなった
 □ 身なりがだらしくなくなった
 □ トイレの失敗が増えた
 □ 歩き方がおかしい(すり足、小刻み)、時々転ぶ
 □ 怒りっぽくなった、涙もろくなった
 □ 眠っている時に急に叫ぶ、歌う、激しく動く
 □ 遠くにいるはずの家族が来ていた、姿を見たと言う

          認知症は、早く見つければ、それだけ進行を遅らせる可能性があります。

          早期発見のポイントで当てはまることが多い場合や、気になることがあれば、

       \  まずは地域包括支援センターや医療機関などに相談してみましょう。    /

【相談先】

★ 地域包括支援センターの情報はこちらから

★ 認知症地域支援推進員の連絡先はこちらから

 

【受診先】

★ 大分オレンジドクターはこちらから探せます  ・・・身近な地域で認知症に関して相談できる医師です。

★ 大分県認知症疾患医療センターの情報はこちら ・・・認知症の鑑別診断や治療を行います。また、精神保健福祉士などの専門の相談員が医療福祉相談を受け付けるほか、地域の保健・医療・福祉関係者を支援する体制が整えられています。

★ 認知症サポート医はこちらから探せます ・・・かかりつけ医の認知症診療に関する相談に応じたり、地域における認知症医療連携の橋渡し役となります。