2020.11.24撮影

認知症で悩んでいることを人に言えない、恥ずかしい、また、自分が自分でなくなってしまうような気持で悩まれている方はたくさんいると思う、病院や地域の相談窓口等どこでも良いので抱え込まず早めに相談してほしい

後藤さんは、『認知症看護認定看護師』として日々、認知症の本人や家族からの相談を電話や面談で受けています。認知症に関する相談を受ける相手は本人・家族にとどまらず、行政や地域包括支援センターの職員、居宅介護支援事業所のケアマネジャーなど非常に多岐にわたります。このような状況について、後藤さんは「相談スケジュールはびっしり埋まっていますが、いろいろな方からの相談を受けることで幅広く連携が取れるようになり、どの相談も大切なきっかけだと考えています。」と言います。
後藤さんをはじめとする『認知症看護認定看護師』は、大分県内に現在13人います。日本看護協会の認定制度で、認知症の分野を含めて21の分野があり、一定の知識と経験を備えた看護師が、高い専門性に基づき、熟練した看護を行うとともに、現場の指導者としての役割も担いながら活躍されています。