認知症のご本人とその家族を支援する全国組織の団体で、大分県支部は1990年に創設され、会員数は現在、約440(個人・賛助会員)です。
「家族の会」は理念を明確にし、本人と家族の自主的な当事者組織として、認知症になっても、介護する側になっても、人としての尊厳が守られ、安心して暮らせる社会の実現を求めています。
支部活動の3本柱は、集い、電話相談、広報誌(隔月)の発行です。
(1)介護者の集い
県下の市町18ヵ所で、毎月・隔月の集いを行っています。各地の集いに地区担当者を置き、運営、情宣、介護者への相談支援など、きめ細かな支援を行います。集いの日時や場所については「集いのご案内チラシ」、または支部報「赤いりぼん」8ページに掲載しています。
(2)電話相談
実施日時…毎週火~金(祝日休) 10時~15時まで
実施場所…大分市 電話番号 097-552-6897
佐伯市 電話番号 0972-22-7708
相談従事者…認知症介護の経験者・介護に携わる専門職
(3)支部会報「赤いりぼん」年6回の隔月発行 発行部数1,100部
認知症の人と介護家族への情報提供や紙上の交流の場として、介護の支えとなる内容を掲載しています。大分県認知症高齢者介護者生活情報誌発行事業として、会員への送付のほか、県下の各市町村に390部を配付しています。
認知症への理解を進める啓発事業
(1)家族支援プログラム…県下5市で
中津市・宇佐市・豊後高田市・臼杵市・国東市の5市で、6回講座の勉強会(家族支援プログラム)を実施。
① 認知症の理解や支援方法を学ぶ
② 交流会で仲間づくりをする
③ 地域での、認知症相談の人材育成(サポーター養成)
(2)アルツハイマーデー全国一斉街頭活動
毎年9月21日は世界アルツハイマーデーで、県下でも10か所でリーフレットの街頭配布活動を行っています。その他、公共の場にリーフレットを置き、総数は1万5千枚となっています。
(3)講演会や勉強会の開催
医師による講演や、専門職によるサポートの方法、介護経験者による体験談など、専門家や当事者に学び、参加者が交流する場として、年に数回、各地で行っています。