若年性認知症とは、18歳から65歳未満に発症した認知症性疾患(アルツハイマー病、血管性認知症、レビー小体型認 知症、前頭側頭葉変性症など)を総称していいます。若年性認知症の発症初期には「もの忘れ」がほ とんど目立たない場合があり、うつや体調不良と間違われやすい症状があります。
この世代の人は、就労や生活費、子どもの教育費等の経済的な問題や、配偶者が主な介護者となる場合が多く、時に本人や配偶者の親の介護と重なったりする場合もあり、介護の負担が大きいといわれます。
若年性認知症について詳しくはこちら >> 全国若年性認知症支援センター「若年性認知症について知る」
認知症は、早期の適切な対応が重要です。「認知症かもしれない…」と気になる症状があれば、できるだけお早めにご相談ください。
相談窓口
若年性認知症支援コーディネーター
若年性認知症支援コーディネーターは、ご本人、家族と一緒になって下記のようなコーディネートを行いサポートします。
・受診までのサポート
・診断後のサポート
・職場で気付いた時の対応
・就労を続けるための支援
・当事者・家族と交流できる場の紹介
・退職後の生活
・各種手続き(自立支援医療、傷病手当金等)の窓口へのつなぎ
【 相談方法 】
・電話相談
電話番号 097-529-7588(佐藤病院内)
10時~15時(火・水・木・金) ※祝日は除く
・来所相談
予約制(事前に電話かメールでご予約をお願いします。)
出張相談も行います。(秘密厳守)
・メール相談
メールアドレス jakunen.oita@gmail.com
※若年性認知症支援コーディネーターは、医療法人明和会 佐藤病院 (〒870-0838 大分市桜ケ丘7番67号)が大分県の委託を受けて設置しています。
❁若年性認知症支援コーディネーター河面さんからのメッセージ
若年性認知症かもしれないがどうしたらよいか、という診断前の相談から、認知症と診断されたけれど、医療のことや就労のこと、福祉制度のことなどこれからどうしたらよいかなど、若年性認知症のことについての相談は一人で悩まず、若年性認知症支援コーディネーターにご相談ください。本人の思いを聞き、本人家族に寄り添った関わりをしていきます。本人や家族、関係機関の担当者などどなたからでも気軽にご相談ください。
⭐ 若年性認知症支援コーディネーターへの相談用フォームを設置しました ⭐
これまでご相談された方から、不安の中ご自身でコーディネーターに電話等をするのはとても勇気が必要だったとのお声を受け、相談用フォームを設置しました。
ご相談の簡単な内容とご連絡先(電話番号もしくはメールアドレス)を入力していただきますと、3~5日程度でコーディネーターからご連絡します。
医療機関の方や支援者の方のご利用も可能です。
※入力していただいた情報は、相談対応以外には使用しません。
その他
各市町村において設置している認知症地域支援推進員や地域包括支援センター等にも相談ができます。
詳しくは、「相談する」をご覧ください。
若年性認知症のご本人のご紹介
戸上 守さん
普段は若年性認知症の方が多く集まる「なでしこガーデンデイサービス」で、仲間の皆さんと野菜作りやソフトボールなどの活動をされています。
大分県希望大使としてご活躍いただいており、認知症ピアサポーターとしても多くの方の相談に応じています。
※インタビューを見るには画像をクリックしてください。
寺野 清美さん
現在、認知症のグループホームでお仕事をされています。趣味の手芸やご友人との女子会など、楽しく生活を送られています。
大分県希望大使としてご活躍いただいており、認知症ピアサポーターとしても認知症のご本人の思いを多くの方に伝えています。
※インタビューを見るには画像をクリックしてください。
丹野 智文さん
39歳の時に若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けましたが、診断後もさまざまな工夫をしながら、仕事・認知症の普及啓発活動などに積極的に取り組まれています。特に認知症の普及啓発については、令和元年度に厚生労働省から認知症本人大使「希望大使」にも任命され、国内外で幅広くご活躍中です。
※2020年の講演会の動画を見るには画像をクリックしてください。
2021年の講演会の動画はこちらから
若年性認知症の子ども世代の方へ
認知症の家族を支える若い世代の方へ向けたページを設置しております。
オンライン交流会等の情報も随時更新しておりますので、ぜひご覧ください。
参考資料
※ガイドブックに記載の相談先は令和4年4月1日より変更となっておりますのでご注意ください。